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web florva不定期日記

見えないものは見えない。見えているものも見えない。

にかを、間隔を置いて連続しているわたしの思考は

連続している思考は、間隔を置いてわたしの
目のようなふりをして、避け始める、なにかを。
間隔を置いてわたしの目のようなふりをして
目のようなふりをして、避け始めるなにかを、
にかを、間隔を置いて連続しているわたしの思考は

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ネット時代、?
PC時代、?
の私たち人間は、じつは、原始時代の退屈さと同じような退屈さの中にいる。
同じものを一定の時間見ている私たちは、それを見ていないと同じことと感じる。
ネット上の情報は、けっきょくは、たんなるディスプレイ上のブリッツに過ぎない。
そのブリッツの点滅によって、私たちは何かを見ていると思い込み、
見るという能動的行為は私たちの思考という行為と、脳的に同じであるために、
ブリッツによって私たちは何かを考え、思考していると、
思い込まされている、脳の構造。

ネットの中に事実や真実はない。
なぜなら、わたしは(そしてあなたも)ネットのない時代を過ごしてここまできているのだから。
・・・・たとえば新生児、乳児の時・・・・・

考えるという行為が、見るという行為から乖離するときはいつなのだろうか?
見るという行為(体の動き)が、わたしに考えているという身体感覚を与えるのはなぜかと、
わたしの行為を分離して感じることができるのは、いつ?


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螟蛉の葉裏に

礼儀正かったか? 私は三十億年前滅んだ。
螟蛉葉裏秘み鳴く音かな
かすめ取るなかを
目離れ時の花香に
逃げよう。今日こそは。ふたりでいっょに

茄子供養

言葉の中に死者がいるのではない。
言葉は生きている者のものだ。
ときたま、あるいはしばしば、または常に、言葉が死者と交差する。
それは、生きている者が死者と交差するのである。

言葉の中に死者をえがくのではない。
生きている者に死者は目に見えない。
言葉が、死者と交差するときに、私たちは死者と交わるのだ。

連続して高まる湿度が大気の

連続して高まる湿度が大気の
目立った変化に季節を「例年」に近づけなかったようだが
寒暖計がヒフの湿度による
めんどうな年齢になっていく季節をたえ
似かよった舗道を過ぎたの人たちが、歩いて向こう側の通りに気がつかない。

「レイン」と、それを呼ぶ人たちがいて

「レイン」と、それを呼ぶ人たちがいて、
目の前かあるいは目の中に、あふれる名づけられないものが
感謝のように触れられることを待って並んでいる。

命名することによってそれらはかざされ
人間のように言葉を主張しはじめる

レンガの変容

レンガの変容、鼠色の日向に
目を向けたときに、私は
蟹色に溶けていったクロシジミをレンガの
目地にその形を残したちいさな蝶の
苦い舌触りを、思い出しながら洗濯機の絞り器のハンドルを回して母にほほ笑んだ。

例文を参照して

例文を参照してあらたに自分の考えを
目の前に並べるように述べること
カイツブリ、カニノテ、寒天の中で生きている
目の中にすむそれらの生物
ニシラはワレラの住みかを犯さずにいるのか
 

冷凍されたスイカを解凍する

冷凍されたスイカを解凍するにはいくつかの手順が必要だ
命令すること/同情すること/無視すること/気づかぬこと
嚼むことはこれらのどれにもあたらないことなので
目の前を通り過ぎるものが何であるのか考えると
人間の考えが歯の裏にカチンとあたって止まる

レントゲンという言葉が

レントゲンという言葉がある。
命令形ではないのだが。あるという言葉は仮定を意味する。
考えてみれば、意味することは思考の放棄であり、
メンタルな方法論で、あなたたちにそれを「れんたい」しているのかもしれない。
にんげんであることとにんげんであることに、差はない。

冷凍の烏賊が

冷凍の烏賊があたったかのように胃がむしむししてたまらない
目を瞑って過去の思い当たりをさぐってみるのだが
カメが頭を臓腑を内側に向けて押しつけてくるので
目脂っぽい顔をいつもしていなければならなくなってくる
人間としての責任であって、これは思考の問題ではない
 

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