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web florva不定期日記

見えないものは見えない。見えているものも見えない。

新古今和歌集1306番

STYLE60a
Ⅲ7-Ⅵm-Ⅳ-Ⅴ-Ⅰ。
だが、Ⅰから始めることにした。
C-E7-Am-F/G。

ベース、ドラムス、ギター2本で、スピッツみたいにならないかなと・・・。
日本語の歌詞に挑戦してみた。
冬の日射しの中を、歌を歌いながら自転車に乗っていく女の子を見て、彼女が口ずさむ歌が作れたら、と思った。
前から和歌を触媒にして歌を作ろうかと思っていた。
元は、新古今和歌集巻第十四 恋歌四 一三〇六
題しらず よみ人知らず
心にはいつも秋なる寝覚めかな身にしむ風のいく夜ともなく

そんなに難しくない和歌だが、やはり暗い。
~聞こえない 自分の声~で始めたが、暗過ぎ。
やめた。


風の声 耳を澄ます
心の中だけ知っている
目がさめて聞こえたよう
そんな気がして抱きしめる

いつものことだと分かっているけど
まぶたを開けるのが恐い
あなたがここにいるだけで

手を伸ばし 風に触れる
心の中には陽だまり
目をあけて耳を澄ます
あなたがやってくる足音

いつもと同じ木の葉の音が
まぶしく光るのが見える
あなたがここにいるだけで


理屈に合わなかったり、意味が通じないところもあるが、
あまり通じすぎるのも、歌詞が音楽を引きずり過ぎるので、
これくらい・・・かな。
でも、やっぱり暗いなあ。
本歌が「身にしむ風の いく夜ともなく」だからなあ。
一番だけで和歌の意味は終わっているのだが、少しは明るく終わろうと、二番をつけ足した。

現代詩はずっと書いていたけど、歌詞は書けなかった。
メロディーと同時進行で作った。
メロディーの一部分ができると、そこにはまる言葉を探し、またメロディーを作って、と。
病み上がりには、しんどい作業だ。

体調は、昨日で抜けたようだが、まだ体力が・・・
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