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web florva不定期日記

見えないものは見えない。見えているものも見えない。

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あの頃の自分の友達

今日で、37年間の仕事を終えた。
春休み中の金曜日、午後5時ちょっと前、
職員室を出るとき、そこにいた皆が起立して見送ってくれた。
駐車場に行く間の生徒も、ありがとうと言ってくれた。
桜が散り初めていた。

37年間、中学高校の教師をしてきた。
「あの頃の自分の友達になれたかな?」
とお風呂に入る前に思った。
思ったら、涙が出て来た。
お風呂の中で、ひとしきり泣いた。

あの頃の、頑なで孤独な自分の友達に、自分はなれたのだろうか。
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2Gにも

2Gにも満たざる日々や退職す

凩を

凩を凍らすままに草枯れぬ

木枯らしが凍ったままに草枯れぬ

東北旅計画

1日目

2日目

3日目

4日目

5日目

6日目

7日目


8日目

9日目

10日目

11日目

12日目

エミリー・ディッキンソン

言葉が、純粋であったことはないだろう。
いつも、インタラプトされて、
いつも、濁っているだろう

でも

濁りと濁りの、その間の濁りと濁りの、その間に、
結晶よりも、水晶よりも、何もない空間よりも、
何もない言葉

無くした

EARINをなくすことはないだろうと言っていたのに、
なくしてしまった。
降車停留所の手前で寝落ちして、何をあわてたのか、音が聞こえなくなったのを不思議とも思わず、下りる寸前にシートから立とうとしたときに、気づいた。
また新しく買った。

我はまた

我はまた春の雨なる桜かな

骨壺の/花植えし

骨壺の形にきしむ夏の闇

花植えし土の匂いや小望月

焼き鳥の串

焼き鳥の串をめぐる論争がSNS上でかまびすしいそうだが、ネット評論家がこの論争の白黒を探ろうとしていたりするが、どうでもいいというのが本音のところ。
焼き鳥の串とは、調理するために必要なのか、食べるために必要なのか、味に影響を与えているのか。
まさか串もいっしょに食べろというわけではないのだから、食べる前に外すので、それが口元なのか皿の上なのか。口で外すのか、箸で外すのか。
せっかく丹精込めて串に刺したのだから、皿の上でばらばらにしてくれるなというのが調理したがわの意見で、皿の上で串から外した方がみんなが取り分けやすくてよいというのが食べる側の論理。
せっかく吟味した革で丹精して作ったカバンだから、そんな汚れたものは入れてくれるな。何を入れても使う側の勝手じゃないか。
作り手と使う側の論理のすれ違いはいつもつきまとう。

今回の議論で面白いと思うのは、議論の正当な決着をつけようとしているところだろう。
美味しんぼのように、わさびを醤油に溶くのは正しいのか正しくないのか。
答を伝統に求めれば、醤油を使うこと自体が正しくないことになるし、わさび自体を大切にするのか、食べやすさや好みを大事にするのかと、議論はとどまらないだろう。

今回の議論で面白いのは、マナーづけの方向がちらついていることだ。
オレはそれはいやだ、こうした方が合理的だと、床屋談義の域を出ないものが、ネットによってより広範囲なマナーとなっていくのかどうか、おもしろい。

『安藤忠雄の都市彷徨』プロセスの建築

そこにあるのは、ロディアという一人の男の作ることへの執念だけだ。それは誰にも理解されることのない、言い換えれば、一人一人の魂の奥底に潜む「個人の叫び」と言ってもいいだろう。
 この個人の叫びをひたすら押し殺してきたのが近代である。近代は個人の個性を分散し、切り捨て、全体的な方向に向けることで成立してきた。
安藤忠雄『安藤忠雄の都市彷徨』プロセスの建築

王→神→人
という具合に「近代」は誕生した。
王権→神権→、ともってくると次には当然「人権」が来る。
神を否定し、個人主義を賞揚することが、近代の特徴であると説くのが多くの立場のようだ。
安藤忠雄の言説はそれとは異なり、個人を押し殺してきたのが近代だというように読める。

近代=個人主義と考えるときの行き場のない感じを、安藤忠雄の言葉は解いてくれるように思う。

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