見えないものは見えない。見えているものも見えない。
今日は、さみしかったり、嬉しかったり、楽しかったり、腹立たしかったり。
何の原因も理由もないのだが、いろいろな感情が、同時に存在している。
こんなときに、ぴったりの音楽は何か。
ブレーズがこれを作曲したのは、大戦後の廃墟と虚脱感、無力感を表現するに適した手法であったからだろう。
フランスは、戦勝国ながら、敗北と破壊を経験し、勝利もまた敗北感をもたらした。
すべての感情が、静かに存在している。
さみしさ、悲しさ、喜び、憤り、すべてが破壊衝動とその結果の上で、期待とあきらめをもってぎごちなく踊っている。
Structures pour deux pianos / Pierre Boulez / Alfons und Aloys Kontarasky;Klavier
(1952/1961)
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