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web florva不定期日記

見えないものは見えない。見えているものも見えない。

この頃はまだ


勉強でなく、思いつくままにBGM作っていた。
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Reptile

Reptile / Eric Clapton
Reptile(2001)

人間はなぜ人間とは何であるかを知りたがるのだろうと、ときどき考える。
「人間はなぜ人間とは何であるかを知りたがるのだろう」という問ですら、「人間とは何であるかを知りたがっている」問なのであるのだが。

アルバムタイトル曲の「Reptile」が気になって、エリック・クラプトンのアルバムを初めて買ったが、
「Reptile」以外は、なぜ自分がこれまでエリック・クラプトンを聞いてこなかったかを教えてくれる曲ばかり。

「Reptile」はなぜか気になる。
スティーブ・ガッドのドラムが入ると、誰のアルバムでも同じように聞こえてならないし、
ガッドの唯一の欠点はそこなんだろうな。
クラプトンの思いと、ガッドの淡々とした完成度が齟齬をきたしているように思える。
ブルース、ブルースした他の曲に対して、この曲の淡いセンティメンタリズムと、淡々としたガッドのリズムが、好きでもないのに気になる感じを生み出しているような気がする。

人間は、自分が何であるのかを知るための存在ではないのだが、なぜが知りたい気がしてならない。
知ろうとしてもそう易々と知ることはできないのだが、気がつくとなぜかそのことを考えていて、
考えていることに気づくと考えることをやめようと思うのだが、次の瞬間にはやはり考えていて。
そういった、好きでもないのにそうしてしまうあたりが、「Reptile」なのかもしれないと思ったりする。

もうちょっと、クラプトンの他のアルバムも聴いてみようかと思う。
と思った次の瞬間には、やはりいいか、と思ったりする。
今の私には、そんな存在のクラプトンなのか、な。

At Seventeen

At Seventeen / Janis Ian
Between The Lines(1974)

29日の忘年会の時間をのぞいて、今日の午過ぎまで4日間パジャマで過ごした。
昨夜ふと思いついて、風邪薬を飲んだのが良かったのだろうか、今朝はさほどの目まい感もなかった。
とはいえ、昨夜は寝付かれずに(朝昼とずっと寝ていたのだから、当たり前)午前2時過ぎまで本を読んで、それでも寝付けなかった。
なんだか久しぶりにジーンズとセーターを着た。

「17歳の頃」。
こんな歌に出会えて、よかった。
同じ痛みを持っている人が、ここにもいる。
あれこれ複雑なことや、哲学的なことを考えなくてもいい。
複雑なことや哲学的なことを言う人が、複雑だったり哲学的だっりするわけではない。
魚の目の色をお客さんに説明したり、何も言わずにちらっと目を向ける人が、そうなのかもしれなかったり。

友達がいて、その友達との関係で傷つく人がいる。
でも、そんな友達もいなかったりする人の方が、自分にはなじめるのだと、
ようやく気づいた。
私は多くの人を傷つけてきた。人を傷つけるくらいなら、自分が傷ついたまま泣いていた方が、よい、と思う。

Structures pour deux pianos

今日は、さみしかったり、嬉しかったり、楽しかったり、腹立たしかったり。
何の原因も理由もないのだが、いろいろな感情が、同時に存在している。
こんなときに、ぴったりの音楽は何か。

ブレーズがこれを作曲したのは、大戦後の廃墟と虚脱感、無力感を表現するに適した手法であったからだろう。
フランスは、戦勝国ながら、敗北と破壊を経験し、勝利もまた敗北感をもたらした。
すべての感情が、静かに存在している。

さみしさ、悲しさ、喜び、憤り、すべてが破壊衝動とその結果の上で、期待とあきらめをもってぎごちなく踊っている。

Structures pour deux pianos / Pierre Boulez / Alfons und Aloys Kontarasky;Klavier
(1952/1961)

 

(I've Been) Searchin' So Long

(I've Been) Searchin' So Long  / Chicago
Chicago VII(1974)

邦題「遥かなる愛の夜明け」。アルバムタイトルも「市俄古への長い道」と、大仰というか何というか。
2枚組LPで、1枚目A面は今でも聴き応えがある。
で、アルバムの中で一番売れ狙いで、甘く切なく路線の曲がこれ。
なつかしい。

4月からあれこれと忙しく、リフォームはすんだが部屋の整理は追いつかず、新しくPCを入れたが、OSが気に入らないし、まだ慣れない。
けっきょく、70年代洋楽と、80年代邦楽が、落ち着く。
このアルバムは高2の時に買った。

時間をみつめて

時間をみつめて / 吉田美奈子
1990(gazer)

今日は雛祭り。春の雪が降りしきっている。
気分がブルーなのは、昨夜ブルーマンディーを飲んだせいか?

「時々さみしそうな目をする猫を抱き一人でつぶやく言葉に
かがやく次の季節にさえ楽しげな思いもなく
ただ静かに夜明けの深さと今を見つめているだけ
悲しみとは違うけど切なさが心を埋めた
何もかもこのままにして生きていく愛があるとしたら…
時間(とき)をみつめて

何もかもそのままにして消えていく愛があるとしたら…」

「時々さみしそうな目をする猫」にぐっときてしまった。

ゴルトベルク変奏曲

Goldberg Variations(J.S.Bach) / Keith Jarret
1989

グールドの演奏は、個の内面の表出として、ロマン派の演奏だが、
キース・ジャレットの演奏を聴いていると、自然の情景が浮かんでくる。
「ケルン・コンサート」を聴いたあとに聞いたからだろうが、
自然の情景を思い描かせる、あるいは、思い描きながら聴くとぴったりする。
これはこれで一つの大きな正解だと思う。
内面の表出としてバッハを演奏しようとすると、バッハは演奏者から逃げていく。
以前グールドのテレビ番組を見て、そんな感想を、持った。
かといって機械的に演奏することが正解に近づくわけでもないだろう。
キース・ジャレットの演奏は、現代人にとってのバッハの正解の一つなのだろう。

カム・ゲット・イット

Come Get It / Miles Davis
1983 (Star People)

「復帰」後のマイルスには賛否両論あるけど、
好き。
マイルスは、マイルスというジャンルを演奏する。

悲しみのアンジー

Angie / The Rolling Stones
1973

アンジーはD.ボーウィの奥さんだという話を聞いたことがある。
ミック・ジャガーの歌が、切なくも卑猥だなぁ。

ロックバルーンは99

99 Luftballons/Nena
(99 Red Balloons)
1983

当時あちこちでよく流れていたが、興味も関心もなかった。
夕食後、突然に頭の中をぐるぐると流れ始めた。

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