STYLE43
Ⅰ-Ⅱ7-Ⅳ-Ⅰ。
Cmaj7-D79-Fmaj79-Cmaj9。
ボカロイド。
詩はEmily Dickinson、1193番。
White as an Indian Pipe
Red as a Cardinal Flower
Fabulous as a Moon at Noon
Febuary Hour -
ギンリョウソウのように白く、
ベニバナサワギキョウのように紅く、
真昼の月のようにすてきな、
二月の時間
エミリー・ディキンソンの詩は、キリスト教的に、あるいは人生訓的に理解されることが多いようだが、
これまで、そういった直接的な詩は避けてきた。
自然の中で、傷ついた心を癒やす。
それは、自分の傷ついた心と向かい合うこと。
神は全てを作りたもうた。ならば、
自然こそが、私の癒やしどころ。
かさぶたは、傷を隠す。
傷に向かい合うことは、かさぶたをはがすこと。
傷に向かい合わなければ、神に癒やされることはできない。
二月のひとときは、
ギンリョウソウのように白くもなく、
ベニバナサワギキョウのように紅くもなく、
真昼の月もないだろう。
だからこそ、その素敵さが、言葉になる。
そして、そこには、
ギンリョウソウのような白さや、
ベニバナサワギキョウのように紅さ、
真昼の月のようにすてきさが、
ストーブで曇った窓の外にある。
というような詩かな。
音楽は、シンプルになった。
いいかげんにして欲しいほどに繰り返し。
ストリングスとか、SEとか入れようかと思ったが、やめた。
それはそうと、右のスピーカーが、たぶんミの音かな、びびる。
いろいろ除けてみたり、手で押さえてみたりしたが、スピーカー自体のびびりかもしれない。
なんだか気になる。